Analygent Business
会計事務所・税理士法人

会計事務所の決算書入力を効率化するAI-OCR活用|繁忙期の工数を減らす

会計事務所・税理士法人では、多数の顧問先の決算書を扱うため、決算期や繁忙期に入力・データ化の工数が集中しがちです。手入力や表計算ソフトへの転記は時間がかかるうえ、件数が増えるほど確認の負担も大きくなります。この記事では、顧問先決算書の入力・データ化に絞って、AI-OCRで工数を減らす考え方と、事務所で運用する際のポイントを整理します。

この記事でわかること

  • 会計事務所で決算書入力が負担になりやすい理由
  • AI-OCRで入力・データ化の工数を減らす考え方
  • 複数顧問先の決算書を扱う際の運用ポイント
  • Analygent Businessで入力後にできること

会計事務所の決算書入力が負担になりやすい理由

会計事務所や税理士法人は、複数の顧問先の決算書を継続的に扱います。顧問先ごとに様式や提出形式が異なり、件数も多いため、決算書の数値を表計算ソフトや分析用資料に入力・転記する作業が、事務所全体で見ると大きな工数になります。

特に、決算書の入力は内容を理解しながら正確に行う必要があり、担当者の経験に左右されやすい業務です。件数が増えるほど、入力そのものよりも、入力後の確認・突き合わせに時間がかかることも少なくありません。顧問先の数が多い事務所ほど、この積み重ねが繁忙期の残業や納期の逼迫につながりやすくなります。

繁忙期に入力工数が集中する構造

決算や申告の時期には、複数の顧問先の決算書処理が重なります。入力・データ化を手作業に頼っていると、繁忙期に特定の担当者へ作業が集中し、残業や確認漏れの原因になりがちです。

入力工数を平準化するには、決算書のデータ化を担当者の手作業だけに依存しない仕組みにしておくことが有効です。読み取りの一次処理を効率化できれば、担当者は確認・補正や顧問先対応といった付加価値の高い業務に時間を割きやすくなります。入力という定型作業の比重を下げることは、担当者の負担軽減だけでなく、事務所としての処理能力の底上げにもつながります。

手入力・転記で起きやすい問題

決算書を手入力・転記で処理していると、次のような問題が起きやすくなります。

  • 桁の入力ミスや科目の取り違えが起きやすい
  • 顧問先ごとに入力フォーマットがばらつく
  • 繁忙期に特定の担当者へ作業が集中する
  • 入力後の確認・突き合わせに時間がかかる
  • 担当者が変わると入力の前提が引き継がれにくい

これらは、入力の正確性と事務所全体の処理スピードの両方に影響します。入力工程を効率化し、確認の観点をそろえておくことが、品質と効率の両立につながります。

決算書AI-OCRで入力工数を削減する考え方

決算書AI-OCRは、決算書PDFから貸借対照表・損益計算書・販管費・製造原価などの数値を読み取り、構造化されたデータとして取り出す仕組みです。手入力や転記の一次処理を効率化できるため、入力そのものにかかる時間を抑えやすくなります。

ただし、読み取り精度は決算書PDFの状態によって変わります。AI-OCRは入力の出発点を効率化する手段であり、読み取り後の確認・補正を前提に運用することが重要です。手作業をゼロにするものではなく、入力の負担を軽くし、確認に集中できる状態をつくるものと捉えると現実的です。

複数顧問先の決算書を効率的にデータ化する

多数の顧問先を扱う事務所では、データ化の進め方を事務所として整理しておくと効率的です。次のような点を取り決めておくと、担当者が変わっても同じ手順で処理しやすくなります。

  • 顧問先から受領する決算書PDFの形式や状態を確認する
  • 読み取り後に確認する項目(会社名・決算期・主要科目)をそろえる
  • 誰がどの顧問先を担当しているかを事務所で把握できるようにする
  • 入力・データ化と確認の担当を分け、作業の集中を避ける

読み取り後の確認・補正を前提にする

AI-OCRで読み取ったデータは、そのまま使うのではなく、元の決算書と照らして確認することが大切です。特に、会社名・決算期、貸借対照表・損益計算書の主要項目、桁ズレやマイナス表示などは確認しておきたい項目です。確認・補正を前提にすることで、入力工数を抑えながら、データの正確性を保ちやすくなります。

入力したデータを財務分析・顧問先支援につなげる

データ化した決算書は、入力の効率化にとどまらず、財務指標の確認や複数期比較などの財務分析にもつなげられます。読み取り結果や分析結果はCSVなどのファイルとして出力(ダウンロード)でき、事務所内での資料作成や顧問先への説明資料の下準備に活用できます。入力を効率化した分の時間を、顧問先への提案や相談対応にあてやすくなります。たとえば、複数期の数値推移をもとに顧問先の状況を整理し、面談資料として活用するといった使い方も考えられます。

事務所で運用する際のポイント

事務所として継続的に運用するには、個人の手元作業に依存しない体制を整えておくことが有効です。組織アカウントのもとで部門・ユーザーを管理し、誰がどの顧問先を担当しているかを把握できるようにしておくと、引き継ぎや繁忙期の分担がしやすくなります。作業ファイルの保持期間も、事務所の情報管理ルールに合わせて選択しておくと運用しやすくなります。

Analygent Businessでできること

Analygent Businessは、決算書PDFやスキャンPDF、スマートフォンで撮影してPDF化した資料のAI-OCR読み取りを支援します。BS・PL・販管費・製造原価を中心とした決算書情報を読み取り・整理し、最大3期分の比較、財務指標の自動計算、キャッシュフロー分析、変動PL、損益分岐点分析まで対応します。読み取り精度は資料の状態によって変わるため、読み取り後の確認をおすすめします。

事務所・法人単位でアカウントを作成し、部門・ユーザーを管理でき、作業ファイルの保持期間も選択できます。決算書の分析結果はCSVなどのファイルとして出力(ダウンロード)でき、事務所内での資料作成や顧問先支援に活用できます。月末締め・翌月1日の自動決済、請求書・領収書の発行にも対応しているため、事務所での継続利用にも適しています。

まとめ

会計事務所・税理士法人では、顧問先決算書の入力・データ化が繁忙期に集中しやすく、手作業のままでは担当者の負担が大きくなりがちです。決算書AI-OCRで入力の一次処理を効率化し、読み取り後の確認・補正を前提に運用することで、入力工数を抑えながら正確性を保ちやすくなります。効率化した時間を顧問先支援や財務分析にあてることが、事務所全体の生産性向上につながります。

導入をご検討の方へ

Analygent Businessでは、決算書PDFをAI-OCRで読み取り、財務分析レポートの作成までを支援します。法人・組織向けに、部門・ユーザー管理、作業ファイルの保持、月次請求、請求書・領収書発行にも対応しているため、複数担当者での継続利用にも適しています。

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